『NODOM 誕生』
片目、三本足、口無し
彼は卵から生まれた
何もない
地平線しかみえない世界に
彼の未来に光はあるのか

『NODOM 立つ』
時は過ぎ
nodomは何もない親も分からない世界で
立った
痛い
耐えられない
我慢できない
でも
ちょっとだけ
高い所から地平線が見えた
『NODOM 湯に浸かる』
ある日
nodomは少しずつ歩いた
そして熱い湯をみつけた
初めて足を湯に入れた
初めて体を湯に入れた
初めて暖かいと思った
